長かったのかあっという間だったのかはさておき、激団の歴史上初めて他団体の作品を上演する。2009年1月、新宿タイニイアリスで観劇し、終演後感動の余りに暫く席を立てなかったMayさんの『晴天長短』。僕にとっては念願でもあるのだ。
『ホライズンマーチ』では主人公の安田が故郷を離れ、友人達とともに日本に希望を抱いてやって来る。彼は厳しい戦火の中、時代を駆け抜け、強く生きていきます。
『晴天長短』では青空の下、朝鮮高級学校にて家族や親族が息子の運動会を酒の肴に自分勝手を繰り広げます。
かつて単身で激団リジョロと共に東京にやって来た僕と、多くの家族ともいえる団員達に囲まれた現在。この二作品は僕と団員達に激団リジョロそのものが歩んできた道のりを、奇しくも記している事にただただ驚いています。
今在るべくして在る作品なのだと。
アテもツテもなく後ろ指を差され、罵られながらもこんどうひろこという盟友と歩み、次第に仲間が増え、ようやくやりたい事だけを追求できるようになった現在。かつて電柱に酔っぱらいながらしがみつき、夢を叫ぶしかなかった主宰と、周りの全てが敵でしかなく通りすがりでさえ咬みついていた団長が紙と鉛筆、みかん箱の上に小さいTVと裸電球の六畳一間で何かを灯し、リスタートしたのが激団リジョロ。
土の集団、鎖国劇団、昭和の残骸など、数々の異名を携えながらもいよいよ来年度に 20周年&30回記念公演を迎えます。
その未来は今作同様、その道とそれに続く次の世代にまばゆい光が照らされている事をひたすら願っています。しかし、いつまでも僕らは激しく!叫び続けます!!
青空の下、ここは1990年頃の大阪。朝鮮高級学校にて家族や親族が息子の運動会を酒の肴に、自分勝手に繰り広げる。
上記2作品は、大阪を拠点に演劇の他、パフォーマンス等で活躍する劇団、Mayの作品。
「晴天長短」はアリスフェスティバル2008年参加作品として2009年1月に新宿タイニイアリスにて初演が上演。
その後若手演出家コンクール2010年で上演、座長であり脚本・演出を手掛ける金哲義が最優秀賞及び作品賞を受賞。
主人公の安田が故郷を離れ、友人達と共に日本へ希望を抱いてやって来た。彼は厳しい戦火の中、時代を駆け抜け強く生きていく。
金光仁三
こんどうひろこ
斎藤このむ
小中文太
星野桃子
たじり貴史
ボンバー浩輝
前田圭一
岡本五月
鈴音ひとみ
大伴一貴
久井正樹(演劇集団円)
徳丸舞香
一律 | 3,300円 |
学割 | 2,500円(大学・専門学生まで可・高校生以下無料) |
公式HP早割 | 3,000円 |
リピート割 | 2,000円(チケット半券を受付に提示) |
*開場は開演の30分前、受付開始は上演の1時間前からとなります
*12/21(木)の回は撮影の為カメラが入ります。ご了承下さい
激団リジョロ制作部
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